2008年11月02日(日)
「凪唄」 by やなわらばー [日々の徒然]
先日iTunes Storeで購入した、やなわらばーの最新アルバム「凪唄」を、ここのところ連日連夜でヘビーローテーションしている。
彼女たちの実質3rdアルバムにあたるこの作品は、ここ最近流行っていた名曲カバーアルバムで、「花」「TSUNAMI」「島唄」「島人ぬ宝」など沖縄や海に関係のある作品を10曲集めてカバーしたものだ。
しかし、カバーアルバムは、徳永英明の大成功以降数多くのアーティストが膨大な数の作品を発表していて、そろそろみんな食傷気味。そのあおりを食ってか、本作のオリコンチャートの初出順位は、あまり芳しくなかったらしい。
あくまでも個人の嗜好の問題だが、自分は徳永英明の「VOCALIST」と「VOCALIST2」を当時、物珍しさから一応全部聴いて見たのだが、実は、全然良いと思わなかった。今聴き返してみても、やっぱりだめだ。
カバー作品とは、元の作品の良さを殺さずに自分たちの色を加えて新たな魅力を引き出すものでなくては・・・。
「凪唄」は、アコースティック・アレンジされたスタンダード・ナンバーのメロディを、彼女たち「やなわらばー」ならではのハイトーンハーモニーで耳に優しく爽やかに響かせる、とても良い作品だと思う。
収録曲「海岸通」(オリジナルはイルカ。伊勢正三作)は、まるで最初から彼女たちのための曲だったよう。「さよなら夏の日」(オリジナル:山下達郎)は、最初元歌がわからないぐらい意外な取り合わせだが、何度か聞き込むと馴染む。
秋晴れの日にウォーキングしながらiPodで聴いても良し、秋の夜長に小さめの音量で部屋のBGMとして流しても良し。この秋お奨めの作品である。
上のくるくるウィジェットは、最近お気に入りのカバーアルバムを集めたもの。クリックするとアマゾンに飛ぶので、そこで曲目など確認してみてください。
Posted by Julian at 18時21分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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