2006年09月29日(金)
SILKYPIX 3.0とニコンのフィルムスキャナドライバ [Software]
SILKYPIX3.0がリリースされました。
新しいバージョンでは、ハイライト階調をRAWデータから最大限に拾い出し再現するダイナミックレンジ拡張機能や、SILKYPIX RAW Bridgeの搭載によりJPEGやTIFFも扱えるようになるなど、様々に機能アップを果たしているようです。
インターフェースは、2.0までのものとは一変し、黒を基調としたウィンドウデザインに変更されています。また、ライセンス認証がオンライン認証化され、インストール毎に1ライセンスが必要な仕様に変更されています。
私は、バージョンアップ予約をしていたのでリリースされると同時にライセンスを入手し、早速使ってみました。
最初に起動すると、ライセンスキーの入力を求められます。ここでキーを入力すると背後でサーバと交信し、オンライン認証されるようです。
早速画像を読み込ませてのファーストインプレッションは・・・お、重い・・・。SILKYPIX2.0でも、動作速度には相当不満がありましたが、3.0では最早PowerBook G4 867Mhz/1GBメモリのマシンでは動作に無理があるほど重く感じます。
これまでのバージョンでもそうだったように、これからもリビジョンアップによって3.0も多少はましになっていくのかも知れませんが、今のところちょっと実用に耐えません。
また、画像を右クリックして「現像予約」を次々にしていくと、いつのまにか、何枚かの現像予約が勝手に取り消されてしまう現象も起きています。これはわかりやすい不具合だと思われますので、多分近日中にリリースされるであろう最初のリビジョンアップで解消されるのではないかと思われます。
SILKYPIX3.0の最初のリリースを使い始めてまだ2日ほどですが、あまりの動作の重さに閉口したと言うのが実感です。今日もちょっとしたRAW現像を行ったのですが、今日のところはSILKYPIX3.0ではなく2.0を起動して、そちらで現像しました(^^;)。
我がマシンも既に三年半が経過し、そろそろ高速なIntel Macに買い換えようと思わないでもないのですが、Intel Macに変えてしまうとNikonのフィルムスキャナのドライバが対応していないため、すぐに買い換えることはできそうにありません。
ニコンに問い合わせしたところ、「現時点では、対応するともしないとも申し上げられません」という曖昧な答えが返ってくる始末。ニコンは、フィルムスキャナにあまり投資はしたくなさそうなので、Intel Macへの対応を見送って切り捨てるかも知れませんね。つまり、今後はフィルムスキャナはWindowsマシンで使ってくれと言うことなのでしょう。
まぁ、Intel MacでもWindows XPが動作しないわけではないので、ニコンの態度がそう言うものなら「Parallels Desktop for Mac」でも導入して、無理矢理でもIntel Macで使ってやろうと思わないでもないのですが・・・。
なんにしても、「フィルムについてニーズがある内は事業を止めない」と発表していたはずのニコンなのに、ちょっと今回の対応には失望しています。
Posted by Julian at 15時06分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
こんばんは。私も SILKYPIX 2 使ってますが、基本的に PowerPC での動作は重いですよね。3 もベータで使っていましたが、さらに重いですよね。これ、Intel マシンだとかなり早いらしいですね。PowerPC 使ってるのが悲しくなるくらいに・・・。
やはりそうなのですか・・・。
時代の流れとはいえ、そろそろ潮時なんですかねぇ・・・。
PhotoshopがIntelに最適化されたら・・・と思っていたのですが、どうしようかなぁ・・・。
でも、ニコンのフィルムスキャナが使えなくなるもの困るので、悩んでしまいます・・・。