2009年07月27日(月)
GR DIGITAL III 新発売 [写真機徒然]
2007年11月のGR DIGITAL II発売から1年9ヶ月、ついにというか、ようやくというか、2009年8月5日よりGR DIGITAL IIIの発売がアナウンスされた。
ニュースリリースから抜粋した主な特徴は、以下の通り。
(1)新開発の大口径レンズ「GR レンズ 28mmF1.9」を搭載
(2)ノイズリダクション技術を進化させた「GR エンジンIII」を搭載
(3)低輝度時のフォーカス駆動時間の短縮、プレAF機能等、速写性を向上
(4)絞り優先AEに加えて、シャッタースピード優先AEを搭載
(5)色温度が混在した被写体の撮影において、最適な色再現を実現する「マルチパターン・オートホワイトバランス」機能を搭載
全体としてキープコンセプトであり、今回も正常進化と言えそうである。大口径単焦点レンズ好きな自分としては、この進化はなかなか気になる・・・。
・・・のだが、オプション欄をよく見たら、「GR DIGITAL/GR DIGITAL II用のGH-1・GW-1・GT-1」が使用できないという但し書きを発見してしまった。
レンズの大口径化に伴い、鏡胴部分のサイズが変わってしまったのだろうか。
自分は、GH-1・GW-1・GT-1全てのユーザである。これらとGV-1を使うことで、GR DIGITALを21mm、28mm、40mmの3段階の焦点距離に対応した似非デジタルレンジファインダー機として使っている。
GR DIGITAL IIIを手に入れた場合、これらのオプションまで含めて買い直しとなると、残念だが当分の間、このカメラとは縁がなさそうな気がしてきた。
もし買い直すとすれば、この次か、その次あたりかな・・・。
Posted by Julian at 19時26分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2009年07月13日(月)
E-P1人気はすごいかも [写真機徒然]
先ほど、このBlogのアクセス数をチェックしてみたら、オリンパスE-P1の話題に触れだした途端、この拙いblogのアクセス数が急増していて驚かされた。
検索キーワードを見ると、圧倒的に「E-P1」で検索している人が多い。このカメラ、それだけ注目と関心を集めているということなのだろう。
自分の場合、E-P1への関心は、主にKonica ARやライカMマウント等クラッシック・レンズのデジタルボディとしてであり、「まともな」使い方を想定していない。
しかもまだカメラを手に入れたわけではないのでE-P1のインプレッション情報もなく、これでこのページを訪れていただた方が欲している情報を提供できているとは思えないのだが、ともかく圧倒されるアクセス数だ。
いずれ、Mフォーサーズのボディは手に入れると思う。
しかし、最早「G1にしました」とは、少なくともこのblog上では発表しずらい雰囲気になってきた・・・かもしれない(^^;)。
Posted by Julian at 22時41分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2009年07月12日(日)
パナかオリか [写真機徒然]
注文していたKonica AR-Mフォーサーズアダプタが、昨日到着した。あとは、ボディさえ手に入れればKonica ARをデジタルでも使うこと可能となり、今後も安心して? Konica ARレンズ漁りを続けることができる・・・はずだ。
それでは、ボディはどれがいいのだろう?
今のところ、すぐにボディを手に入れる予定はないのだが、気になって、昨日池袋のビックカメラへ立ち寄った際にカメラ売り場へ足を運び、Panasonic DMC-G1、GH1とオリンパスE-P1の実機を触ってきた。
感想としては、正直のところ、Konica ARのボディとして使うには、この三機種は、どれもかなり微妙である(^^;)。
Mフォーサーズと言えばミラーレス構造。故に光学ファインダがない。Konica ARは当然マニュアルフォーカスだから、EVFファインダか背面液晶で如何にピントの山が掴みやすいかが、ボディ選びの鍵となる。
実機を触る前の感触では、一眼レフスタイルのG1、GH1がいいのかな?と思っていた。EVFとは言え、ファインダーがある方がMFには有利なんじゃないかと思っていたのだ。
しかし、実機を試して見ての感触では、PanasonicのEVFでは、ピントの山を掴むことが、かなり辛いものであることがわかってしまった(EVFとしての性能は、十分良いと思うが、フォーカシングには・・・)。慣れれば、これでも行ける・・・と言う方もいるようだが、自分には難しそうだ。
そうなると、結局背面液晶を使ってのMFピント合わせが前提となり、EVFがないE-P1も条件的に同じになる。
早速、三機種の展示機をMFモードにして、それぞれに装着されていた純正レンズで少しMFの操作をしてみた。
しかし、自分がやってみた限りでは、背面液晶を見ながらのピント合わせは、E-P1もG1も、フォーカスリングの操作がとてもしずらかった・・・。
まぁ、そもそもそう言う使い方は想定していないのかも知れない(G1は、クラッシックMFレンズの使用も想定しているようだ・・・と言う噂もあるようだが)。
せっかくフランジバックの短いMフォーサーズの登場によりKonica ARに一抹の光が差した。しかし、実際にボディとしてどれが最も使いやすいのか、パナかオリか、かなり迷うことになりそうだ。
今のところ、スタイルが好き&手振れ補正付きのE-P1と、値段が他二機種の半値くらいに安いG1が有力候補だが、どちらもいまひとつ、決定打に欠けるかなぁ・・・。
Posted by Julian at 19時26分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2009年06月27日(土)
Konica Hexanon AR + Olympus E-system [写真機徒然]
今まで知らなかったのだが、オリンパスのE-SystemでKonica ARレンズが、ちょっとした可逆性の改造で使えるらしい。フランジバックの関係で無限遠を通り越してしまう(^^;)らしいが、写せるなら、使えるなら、検討の価値がある。
以下、備忘録として転載。
http://photoxp.daifukuya.com/exec/olympus/1735
HEXANONレンズのマウント部の突起はねじ留めしてあるだけなので、ねじ回しで簡単に外せるそうですよ。(後で戻すこともできます)
外したら、適当な太さの輪ゴムをレンズ側マウントにかけます。
で、そのまんまフォーサーズにはめます。「改造」というのは、それだけだったりします (^_^)
更にくわしく書きますれば。。。
プラスチックでできたパーツのねじ3本と、金属の突起のパーツ2本を外せばOKです。(外す順番もこの通り)
しかし、プラスチックの方は軽くノリ留めしてあるようなので、一瞬「取れないでわないかっ!」と慌てます(笑)
ここは軽く「ぺりっ」と剥がしてしまいます。
ちなみにねじ回しは、「時計用精密ドライバー」を使います。(普通のでは無理!)
+ No.00
という大きさのものがホームセンターで200円弱で売っていますから、それを使えば簡単にねじがとれます。
自分の愛機の一台に、Konicaの一眼レフカメラKonica FT-1 motorがある。勿論銀塩フィルムカメラである。一眼レフカメラがあると言うことは、当然のようにこのカメラ用の交換レンズ、Konica HEXANON ARレンズもあるわけで、これをなんとか活かせないものかと思案していた。
Konica FT-1 motorは、既に発売から四半世紀を数えるカメラである。コニカやコニカミノルタの時代には、こんなカメラでも修理や整備を、一部制限事項付きながら受け付けてもらうことができ、SONYになっても一応対応はしてもらえていた。しかしながら、いつまで対応してもらえるかは、誰にも明言できない状況なのだ。ひょっとすると、明日電話したら、もう対応してもらえなくなっているかもしれない。
そうなると困るのが、ARレンズの使い道である。使えるボディがなければ、レンズだけではどうにもならない。
悪いことにKonica ARは、主要な一眼レフマウントのどれよりもフランジバックが短いため、マウントアダプター等というものは存在しない。勿論、これからも発売されることはないだろう。
FT-1が壊れてしまったらどうしよう・・・と言うのは、結構大きな心配事だったのだ。
中古のE-510、520あたりを検討しようかしら・・・。
Posted by Julian at 00時18分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2009年06月22日(月)
光学機器かデジタル機器か [写真機徒然]
「Photo of the Day」の2009/06/21の、E-P1に関する記事から。
というわけで、14〜42mmの歪曲収差がどれくらいあるのかチェックしてみたんだけど ―― ある特殊な操作をすることで画像補正する前の状態をチェックできる ―― でもこれは、E-P1ユーザーにはおすすめしません。見ない方が幸せにいられるでしょうから、その事前チェックの方法は言わないでおきましょう。
デジタルカメラの場合、撮影画像を後から加工することは「あり」だと思う。
キャノンのDSLRの場合、純正レンズ+純正RAW現像ソフトを利用すると、PCでの現像処理時にレンズの歪みを自動補正することができる。しかし、補正前の画像もごく普通に見ることができる。何かと批判の多い「EF24-105mm F4L IS USM」の広角端など、補正なしだとLレンズなのに結構歪んでいる。光学的には、それが実力なのだ。
E-P1では、補正前の画像は「ある特殊な操作」をしないと補正前の画像は見られず、しかもその画像は「見ない方が幸せにいられる」のだそうだ。
多分、巷のコンパクトデジカメの多くでデジタル処理の歪み補正処理というのは、ごく普通に行われていて、その処理前の画像がユーザの目に触れることはない仕様になっていると思われる。
「E-P1は、DSLRではない。レンズ交換ができるコンパクトデジタルカメラである」というのは、つまりそう言うことなのだろう。
しかし、光学的に「見ない方が幸せにいられる」レベルの画像をデジタル的に修正して正常な画像としてみせ、光学的実力が明らかになる元画像は見せない(見せられない?)というのは、10万円以上もするE-P1と純正ズームレンズの組み合わせでは、やっぱりちょっと行きすぎというか、本末転倒しているのでなかろうか。
オリンパスは、「それがイヤな人は、単焦点を使ってね」と言うのだろうか。
その昔、コニカ社内には、「コニカは小さいことに価値がある」という標語が張ってあったのだそうだ。その時代には、小さくても光学的に歪んでも良いと言うことはなかったから、まさにそこに価値があった。
デジタル処理での歪み補正というのは、フィルムカメラ時代であれば、間違いなくあり得ないことだ。デジタルカメラだから、無理が通って道理が引っ込んでいるような気がしてならない。
結果良ければ全て良し。まぁ、その意見には反対しない。そう言う行き方もありだ。おかげでコンパクトデジカメは、劇的に小さくなった。E-P1用のズームレンズもしかり。
しかし、これを「カメラ」としての進歩と言うべきか、退化と言うべきかは、見方次第だろう。
ただ、少々興ざめであることは、確かである。
Posted by Julian at 21時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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