2011年05月15日(日)
39年前のコンパクトカメラの試写 [銀塩写真]
先日ヤフオクで落札したCanonet QL17の写りに驚かされ、もう少し程度の良いQL17を狙って、再びヤフオクに参戦しました。
その結果、なにをどう間違えたのか、Canonet G-III QL17を落札してしまいました。Canonet QL17とCanonet G-III QL17は、同じシリーズのカメラではあるのですが、ほぼ別物と考えて良いくらい違うカメラなのです(^^;)。
Canonet G-III QL17は、Canonetシリーズ第三世代に当たるカメラで、1972年から1982年までの11年間、累計120万台も生産、出荷されたキヤノンの大ベストセラーカメラです。G-IIIは、40mm/F1.7のレンズの優れた描写性能のみならず、コンパクトカメラでありながらシャッター速度優先EEとフルマニュアル撮影への対応、距離に応じてパララックスを自動調整してくれるファインダーなどを備えた高機能ぶりから、Canonetシリーズの集大成、完成形とも形容されています。
私が手に入れた個体は、ヤフオクの説明文では、特に大きな問題はない個体の「はず」なのですが、現物を見ると、まぁ、年代なりのヤレはあります。
私としては、できるだけこのカメラの正常に近い状態で撮影ができれば、文句はありません。
カメラ自身の写真は、後日(まだ撮ってませんので・・・)。
以下、試写の結果です。
フィルムは、いつものKodak GOLD100、フィルムスキャナは、いつものNikon COOLSCAN IV ED + VueScanではなく、EPSON F-3200 + EPSON SCANでスキャンしています。EPSON SCANでは、色の調整など細かい設定をしている時間がとれなかったため、スキャン後にPhotoshop CS5の「自動カラー補正」「自動トーン補正」機能で色合いを調整しています。
上の写真は、松月院の本堂を、自動露出で撮影しました。
SSは、1/125、指針が示す絞りは、F11付近でした。
この個体の露出計は、古いカメラの割に思いの外、正確なようです。
QL17でも撮影した、高島秋帆の大砲と弾丸の記念碑。
これも自動露出です。
ボケの具合を見るべく、SSを1/500に設定しての一枚。
絞り値は、記録するのを忘れてわかりません(^^;)。
光の具合か、少々ボケが自己主張しすぎているかも?
ボケの傾向は、ちょっと古い一眼レフ用単焦点レンズに似ているようです。
燃えないゴミの日だったため、カラフルな空き缶をパシャリ。
被写体としてどうなの?と言うのはありますが(^^;)、良い感じに描写されています。
この写真は、マニュアル露出で撮影したのですが、SS、絞り値ともわからなくなってしまいました(^^;)。多分、1/500、F5.6だったとか思います・・・。
街撮りでも、十分に素晴らしい絵が期待できそうです(^^)。
これまで、私の主力フィルムコンパクトカメラは、Konica HEXAR Silverを筆頭に、Konica C35 flashmatic、Konica C35EFと、コニカばかりでした。Canonet G-IIIは、久々にコニカ以外のカメラとして、このラインナップの中に入り込むこと決定です(^^)。
Posted by Julian at 21時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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