2006年11月05日(日)
Konica C35の適正露出 [写真機徒然]
Konica C35 flashmatic、Konica C35EFなど60年代〜70年代のコンパクトカメラの多くは、露出計を作動させる電池として水銀電池MR44 1.35Vを前提に設計されています。ところが、現在水銀電池は生産されておらず、同じサイズで1.5VのSR44(LR44)等の電池で代用せざるを得ません。
通常、1.5Vの電池で1.35Vの電池の代用をする場合、ASA感度を2割程度落とし、例えば、ISO100のフィルムを使う場合カメラ側のASA設定を80にすることで大体適正露出を得ることができます。
ところで私の2台のC35(flashmaticとEF)は、コニカミノルタで点検整備をして貰って以来、上記2割減でASA設定をすると、妙にオーバー気味に写るような気がしていました。昨日、昭和記念公園で撮影した写真もネガの限界近くまでオーバー気味で、ほぼ全てレタッチ時に露出のマイナス補正をする必要がありました。
昨日、レタッチ作業をしているときにふっと思ったのは、ひょっとして昨年コニミノに点検整備に出した際に、この2台を1.5Vの電池で露出が最適になるように調整してくれたのではないか?と言うこと。
「C35でISO100のフィルムを使うときはASA80」と頭から決めてかかっていたため、これまで一度もASA100での撮影を試していないので、次回撮影の際に試してみたいと思っています。
もしASA100で最適露出になるよう調整されているのなら、このカメラを現役として使いたいワタシは、コニミノの技術者に大感謝です・・・。
Posted by Julian at 22時54分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
Konica C35 flashmaticは、ブリッジ回路ですから電圧とかあんまり気にしなくていいですよ^^;
EFは、LR44でOK(説明書にも記載されてるはずですよ)
>> ameruさん
こんにちは。ブリッジ回路がどういうモノかわかっていないのですが、なるほど、そういうモノなのですか。ありがとうございます。
上の文章を書いた当時、クラカメ関係の何かの本に「ASAで調整する」と書いてあったもので、それを実行していました。