2011年02月22日(火)
デジタルって綺麗 [日々の徒然]
最近ちょこちょこと銀塩フィルムで撮っています。
で、たまにデジタルでも同じ光景を撮るわけですが、改めてディスプレイで見るデジタル一眼写真の綺麗さに驚いています。
デジタルの場合、私のNEX-5では画像素子のサイズがAPS-Cサイズと35mmフィルムよりも小さいため、イメージサークルの周辺部分がカットされ、レンズの真ん中のおいしい部分のみを使うことになり、解像面や歪みに対して描写面で有利に働きます。
また、粒状感もなく、ツルッとした綺麗な画像がそのまま出てきます。
以前、仕事で付き合いのあった某大手カメラチェーン店の本部の方と個人的に話をした際に、「デジタルで撮影したものかフィルムで撮影したものかは、プリントでもディスプレイでも一目でわかる。デジタルは、綺麗過ぎる」とおっしゃっていたのを思い出しました。
フィルムで撮ってスキャナでデジタル化すると、単純な綺麗さでデジタルカメラにかないません。
しかし、ネガフィルムのラティチュードの広さはデジタルの比ではなく、光の情報量は全くレベルが違います。
写真として光と影をデジタル的に可視化する場合、広いラティチュードを活かして一旦フィルムに焼き付け、それをスキャナで読み込んだ方が有利なように思います。その気になれば、明るさを調整しながらフィルムを何段階かに分けてスキャンし、それを後から合成することでHDR画像のような効果を得ることもできそうです。
また、リバーサルフィルムの美しさは、デジタルとは一線を画すものがあると思います。デジタルも相当進化して、色々な効果を簡単に出せるるようになりましたが、リバーサルフィルムの美しい発色には、なんとも言えない光学的かつアナログな魅力を感じます。
デジタルと銀塩。
表現や作品によってフィルムとデジタルを使い分けるほどの腕は、残念ながらありませんが(^^;)、時々の気分で両方の良いとこ取りをしながら、これからも写真を楽しんでいきたいと思います。
Posted by Julian at 23時30分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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