2011年02月20日(日)
レンジファインダー機が苦手なわけ [銀塩写真]
私がレンジファインダー機を苦手だと感じでいる理由を一言で言えば、一眼レフやコンデジと、レンジファインダーカメラとの撮影手順の違いに戸惑っていることが一番の理由のようです。
一眼レフの撮影手順は、まず絞りを決めて、構えて、フォーカスを合わせて、構図を決めて、シャッターを押します。AFでもMFでも、基本は同じです。
一方、レンジファインダー機の撮影手順は、まず絞りを決め、次にフォーカスを合わせて、構えて、構図を決めて、シャッターを押します。
つまり、「フォーカスを合わせる」と「構えて」の順番が違うのです。
いままでずっと、レンジファインダーでも一眼レフと同じ手順で、つまり、まず構えてフォーカスを合わせ、構図を決めてシャッターを押すという順番で撮影していたのですが、どうもこのあたりに違和感の元があったようです。
レンジファインダー・カメラとは、文字通り「距離計内蔵カメラ」のことを言います。
いまどきのレンジファインダー機は、測距と構図を別々の機構で行うということはありませんが、そもそもは、そういう機構のカメラなのです。
故に、動作の順番としては、測距して、構えて、構図を決めて、という順番の方がスムーズに撮れるような気がしています。
私の場合、このレンジファインダー特有の一連の動作が身についていないため、撮影に当たると、ついついあたふたしてしまい、それが苦手意識になっているのでしょう。
先に被写体までの距離を測距してから構えて、構図を決めて、撮る。
この一連の流れを違和感なく自然にできるようになれば、レンジファインダー機への苦手意識は克服できるのではなかろうか?と思っています。
いっそのこと、フォーカスは大雑把に目測で決めて測距なんかしない、という撮り方もありかも。
でも、それではKonica C35EF(ピッカリコニカ)で撮る時と同じになっちゃうなぁ・・・(^^;)。
Posted by Julian at 18時41分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
なーる、人によって様々なスタンスがあるのですね。
僕の場合は根がヘンタイなので街を歩いてカップルを見つけると「おっ、あいつらキスしないかな」なんて想いながら右手は既にヘリコイドを回して獲物の目測距離に合わせていたりします。
これでイザとなれば構えるのですが、その前に撮りたい被写体で露出は決めているのでそこはあまり弄ることはしません。
イザ敵が唇を寄せる頃にはピントの微調整をしてますから、その手順は一眼もRFもあんまり変わらないんですよ。
ライカが露出はとりあえず決めておくというスタンスじゃないと次ぎに進まないので一眼もそれに引っ張られたスタイルなんですね。
kumarinXさん、こんばんは〜。
私の場合、コンデジから写真を撮り始め、そこからデジタル一眼へ行ったため、構えて〜フォーカス(AF)〜構図〜シャッターという手順になってしまっているようです。
一度フルマニュアルまで先祖返りしてから、戻ってきた方が良いのかもしれません。
このページの上段に飾ってある、KONIFLEX IIでも持ち出そうかな・・・。
私のKONIFLEXは、シャッター速度が最高でも1/160以上に上がらないので、露出計算に結構頭を使い、露出の実地勉強には丁度良いのです(^^;)。