2009年11月10日(火)
Ricoh GXR [写真機徒然]
リコーから、画像素子ごとレンズを交換する「ユニット交換式カメラシステム」が発表されました。
CCDやCMOSをレンズと一緒に交換してしまうため、装着するレンズ・ユニットによって、全く性格の異なるカメラとして利用できるのが面白いところ。発想が、極めてデジカメ的です。
今回、ボディと一緒に発売される「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」には、23.6mm×15.7mm(所謂APS-Cサイズ)の有効画素数約1230万画素CMOSセンサーが搭載されていて、単焦点の高級コンパクトの趣です。
一方、もう一本の「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4VC」の方には、CCDシフト式の手ぶれ補正機構を搭載した1/1.7型の1,000万画素高感度CCDを採用しており、「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」とは全く異なる、今時のコンデジとしての使い勝手を提供します。
このシステムなら、その気になれば、ボケ重視のフルサイズCMOS搭載50mm F1.4レンズユニットとか、3/4サイズCMOS搭載500mm(実質1000mm)画角の高性能超望遠レンズユニットとかが自在に作れそうです。
今後、このシステムが発展していくかどうかは、世界での出荷実績に左右されるんだろうなぁ。
フォーサーズみたいな展開はしないのかな?
もしリコー1社で展開していくつもりでいるなら、このシステムの普及のポイントは、普及品レンズユニットの価格政策と、最高性能ユニットのパフォーマンスの高さという、広さと高さの両面対応がリコー1社でできるかどうか。
オリンパスのE-P1に好意的だったその道のプロ達がどう評価するのかも、興味のあるところです。
要チェックなデジカメが一つ増えました。
Posted by Julian at 23時28分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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