2016年02月15日(月)
写真のトーン [デジタル写真]
最近、自分の写真のトーンというものを考えている。
今や写真は、誰でも撮れるものになった。スマートフォンのカメラを使えば、何も考えなくても、かなり綺麗な写真がさっと撮れる。それをプリントすれば、それなりに綺麗なプリントだって作れてしまう。
そんな状況の中で、自分の写真を特徴づけるものは、やはりトーンになるのではないかと思っているのだ。
自分が見て、ああ、良いなと思う写真作家達には、みんな特有のトーンがある。おそらく、写真作家各自が自分の好きなトーンを追求した結果、それぞれに個性的なトーンを身にまとうに至ったのだと思う。
振り返って、自分にそれがあるか?というと、甚だ疑問である。
まぁ、職業カメラマンであるならば、依頼主の要望に沿ったトーンで仕上げることが求められるはずで、自分特有のトーンもなにもなく、基本は破綻なく綺麗な写真で良いのだと思うが、自分の作品となると、どうもそれだけでは物足りないのだ。
おそらくこれからも、街のスナップは撮り続けると思う。いうなれば、誰でも撮れる被写体を、誰でも撮れるような撮り方で撮るということだ。
そういう写真においても、「これは、こいつの写真だな」とわかるような、シグネチャー的なトーンを決めて行きたい思っている。
まだ「これ」というものが見つけられていないが、試行錯誤をしていこう。
Posted by Julian at 14時35分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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