2012年08月26日(日)
写真の心 [日々の徒然]
見る人になにかしらの印象を残せる写真には、共通した要素があるような気がする。
それは、巧いとか下手とかではなくて、思いとか思想とか、使命感とかプロ意識とか、場合によっては単なるその場の思いつきとか、なんらかのテーマなり心があることではなかろうか。
「こういう写真を撮る」と言う意志があればこそ、伝わる写真が撮れる。徳山村の増山たづ子のように、その思いだけで世界的な写真家になったおばあちゃんもいるくらい、写真の心とでもいうべきものが重要なのではないか。
勿論、深刻に思い悩むほど重い思いを抱かなくても、良い写真は十分撮れる。写真の心は、撮影者の自己満足的なものでも全く問題ない。
ただ、心のない、ホントに写しただけの写真では、テクニック的な良し悪しはともかく、伝わるものはとても少ないのではなかろうか。
写真を撮る人は、淡々と世を送ってはいけない。
もっと上手くなりたいとか、思い通りの写真を撮りたいとか、ほんの思いつきや自己満足のテーマでもいいから、なんらかの思いを抱いていないとね。
Posted by Julian at 07時35分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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